怒涛の田植えウィークが終了しました!(2026年6月)

米農家の日常ブログ

神戸・淡河で米農家を営む「バリーズ工房」です。

今年も怒涛の田植えウィークを迎えました。

先月から準備を進めていた「代掻き(しろかき)」、そしてそれに続く一大イベント「田植え」が、無事にすべて終了しました!

今回は、美味しいお米作りの土台となる「代掻き」と「田植え」までの一連の作業を、振り返りながらまとめてみたいと思います。

すべての基礎!田んぼを鏡にする「代掻き」の力

田植えをする前に、必ず行わなければならない「代掻き」。

冬の間に乾かして耕した田んぼに水を張り、土の塊を細かく砕いて、泥状にしながら平らにしていく作業です。

一見すると、ただ泥水をかき混ぜているだけのように見えるかもしれません。

しかし、実はこの代掻きこそが、お米の出来栄えを左右する、極めて重要な役割を持っているのです!

代掻きがもたらす4つのメリット
  1. 水漏れを防ぐ(保水性アップ)
    土をトロトロの泥状にすることで、田んぼの底や周囲の畦(あぜ)の隙間が塞がり、水が外へ漏れ出すのを防ぎます。
  2. 田面を水平にする
    田んぼの高低差をなくして平らにすることで、水の深さが均一に。どの苗にも平等に水と栄養が行き渡ります。
  3. 雑草を抑える
    土をかき混ぜる際、生えかけている雑草やその種を泥の奥深くへ押し込み、日光を遮ることで雑草の繁殖を抑えます。
  4. 苗が根を張りやすくなる
    硬い土の塊をほぐして「ようかん」のような絶妙な柔らかさに仕上げることで、植えたばかりの若い苗がしっかりと根を張れる(活着する)ようになります。

代掻きが終わったら、すぐに田植えをするわけではありません。

数日間は田んぼをそっとしておきます。

これは、かき混ぜられてドロドロになった泥を沈殿させ、土を適度に落ち着かせるためです。

代掻き直後の柔らかすぎる泥に苗を植えると、苗が自立できずに浮いてしまったり、泥の中に深く沈みすぎてしまったりするからです。

経験と性格が映し出される緑のライン

土が落ち着いたら、いよいよ「田植え」作業です。

田植え機をゆっくり動かしていくと、ガシャコン、ガシャコンと規則正しいリズムで、苗が次々と泥の中に植え付けられていきます。

田植え後の田んぼには、その人の経験と性格が映し出されます。

ベテラン農家さんの田んぼは緻密に計算されているため、緑のラインが非常に美しく、まるで芸術作品のようです。

修行期間を含め今年で3回目の田植えとなる私の実力はというと・・・、画像を見ていただければ分かるでしょうか(汗)

この時期に車移動をするときは、ついついいろんな地域の田んぼを見て、「この人は几帳面だな」「この人はおおらかな人なのかな」と考えてしまいます。(職業病ですね)

秋の収穫に向けて、大きな一歩

代掻きから田植えまで、天候を気にしながらのノンストップの数日間でしたが、今年も無事にすべての苗を植え付けることができました。

大きなトラブルもなく終えられたことに、まずはホッとしています。

これから夏に向けて、水の管理、草刈り、病害虫のチェックなど、やるべきことは山積みです。

今年も我が家の米作りを、温かく見守っていただけるとうれしいです^^

This website uses cookies to analyze site traffic and improve your experience. By continuing to use this site, you consent to our use of cookies.
タイトルとURLをコピーしました